(1)右同手シフトから「D」キー打鍵時の誤打鍵問題
前に書いた通り、「どう」「こう」「そう」など、
右同手シフト文字から → 左手ホームポジション(中指、D)単打への誤字が頻発する問題が解決していない。
練習によって若干の解決はみるものの、誤打率は高い。
バネの強さを「D」のところだけ変えてみたりすることで、若干改善したものの、そこまで、劇的に改善もしないので、変荷重だけでは、解決が難しそうだ。……というか、変アクチュエーションポイントということで、
リニアスイッチの中では、もっともアクチュエーションポイントの深いスイッチにしようかと思う。
(2)アクチュエーションポイントの深いキースイッチを探す
thegamingsetup.com
上記のサイトを見てみると、リニアスイッチのなかで、アクチュエーションポイントが深いのは、4mmのHealious Linear Orangeということ。
いま、メインで使っているキーボードのキースイッチは、基本的には、Kailh Novel keyのCreamSwitch(15g)なので、アクチュエーションポイントは2mm。
誤打対策として、アクチュエーションポイントを深めにするというのは、けっこうポピュラーな手法だと思うので、
ちなみに、アクチュエーションポイントが、2mm以上のリニアスイッチだと下記の通り。
4mm Healious Linear Orange
2.5mm MMK Frog KeySwitch
2.4mm ZealPC Tiffany Blue Tealios
2.3mm Varmilo EC Ivy Varmilo EC Ivy
2.2mm Matias Quiet Linear
2.2mm Gateron Clear,Red, Ink
また、自作キーボード系とは異なるが、押下圧が軽いキーボードで、アクチュエーションポイントを深くできるということであれば、 Realforce R2あれば、各キーごとに、アクチュエーションポイントを設定できるので、「D」キーの位置だけ、「3mm」設定にするという選択肢もなくにはない。(スペースキーが長すぎる問題をなんとかしてほしいが……)
ちなみに、今だけと、Healious Linear Orangeは売り切れていて、買おうと思うと「Healio V2 Orange」というスイッチに変わっていて、アクチュエーションポイントがどう変わったのかは、ちょっとググってもよくわからない。
……個人的には、手に入らないわけではなく、実は、Healisous Linear Orangeは、昔、一個だけ試しに買ってあったのがあった。
(3)とりあえず付け替えてみた雑感:若干改善された模様
とりあえず、つけ変えてみた。
Typewellなどでテストしてみて、過去の比較してみたところ、1割~2割程度誤打率が改善された。まあ、意味はあったかな、という感じだが、根本的な解決という感じではないな、と。
(4)シフトキーのリリースポイントを浅くしたいが……
シフトキーなどを含めて、全部Healious Orangeに付け替えてみたりしたら、誤打率が下がるということもありうるんだろうか?
ちょっと試行錯誤してみたい。
タクタイルキーとかつけるとさすがに違和感がすごそうだけど、右シフトキーのリリースポイントが早くなったりしたら、そういうことでもちょっと誤打はましになる……かも?
リリースポイントが浅いキースイッチというのは、あまりわからないけれど、Force Curveを見る限り、NovelKeys Blueberryなんかは、タクタイルではあるのだけれども、actuation point, release(reset) pointがともに、3mmぐらいに設定されていて面白い構成。
タクタイル系は、バネを軽くするにしても限界があるが、このぐらい深くにアクチュエーションポイントが設計されているものだとやや25gぐらいまで軽くしても、イケる……かな?
シフトキー部分の理想としては
- リニア
- アクチュエーションポイントは浅め
- リリースポイントは深め
みたいな感じなんだが、リリースポイントをいくら深めにするにしても、アクチュエーションポイントよりも深くなることはないだろうから、
a. シフトキーだけロープロにする
b. 薙刀式キーキャップなどを試す
といったあたりだろうか。