9月にバネを変えようと思い立ってキーオープナーも買って準備万端でいたのだが、sprit designが改装中で注文できず、遊舎工房のバネ在庫も切れていたため、なかなかバネの発注ができずにいたのだけれど、今週、遊舎工房の在庫を確認すると、バネの在庫があったため、25g~15gのバネ4種類を発注した。
これで、大岡さんが何度も書いていた30gを下回る世界が体験できると思い、嬉々としてzincのバネを交換。(キースイッチは、とりあえず手元に沢山あったgateronクリア軸を利用)
20gの世界
で、とりあえず、いま20g(30s)で書いているが……………これは確かに世界が違うというか、ちょっと世界が違い過ぎて半笑いになった。。
新リベルタッチの35gを触ったときも、これはなにかの極地だなと思ったけれど、20gの世界はなんていうか、ホントに羽のようというか、ピーキーな世界。
よくreal force30gで、誤入力が増えたと書いている人がいるが、30g realforceで誤入力を感じたことは、ほとんどなかったのだけれども、20gはたしかに誤入力は結構ある(とは言え、なれれば問題はなさそうな範囲)。
多分、QWERTYローマ字入力だったら、ここまでの軽さはいらないと言うか、軽すぎると思う。親指シフト系の入力をしている人でないとこの軽さのありがたさはわかりにくいと思う。QWERTYだと、real forece30gよりも軽くなると、多分軽すぎ。
この軽さによって30gでは起こらなかった現象の一つは、指をキーボードの上に置いたままにすると、指が沈んで入力されてしまうということが起こる。ホームポジションの上に手をおいたまま、次に何を打とうかといことを考える癖があるのだけれども、この軽さだと絶え間なく文字を入力していったほうがむしろ疲れない。ホームポジションのままキーボードの上に掌の重さを預けることが出来ない。これは、むしろ疲れるのではないかという気もするが、多分、考えるときにキーボードの上に手を置くという癖をやめれば解決することなのかもしれない。
15gの世界
15gへの換装も少しだけやってみたが、これはまだ自分には早すぎるという感じがした20gでも軽すぎてびっくりしているのに、15gとなるとなんだかキーの反応がさらに極限に行き着くという感じがあった。まあ、大岡さんが15gを愛用しているとのことなので、なれれば打てるのだろうが、その楽しみはもう少し先にとっておきたい。
タクタイルを軽くするにはどのステムがいいのだろうか?
それと、リベルタッチはタクタイルだし、やっぱタクタイルで軽いものを試したいなあと思って、kailh speed copper と、cherry茶軸のバネを余った35gバネに交換してみた。
軽いバネにするとタクタイル感が強く出るとは聞いていたが、結果としては、
- kailih speed copper の35g化 → 無理。あまりにも頻繁にジャムるので正直使い物にならないので、もとのバネに戻した。
- cherry 茶軸の35g化 → 可能。タクタイル感が強くなるが、こういうキータッチが好きな人はいるかも。求めていたものとは違うがアリ。
という感じになった。
cherry茶軸 35g 化はgateronクリア軸35gよりもだいぶ癖のある感じの打鍵感で、面白いなと思ってしばらく使ってみたが、うーむ、まあ、お蔵入かもしれない。せっかく茶軸を35g化したので、誰か身近に軽いタクタイルの好きなキーボードマニアでもいれば渡してあげたいが、そんな奇特なリアル知人は周囲にはいないので、メルカリにでも出品しようか……。出品したことないけど……。
ここまで来たら、せっかくだから潤滑油も塗る?
そして、キースイッチ解体しながら、思ったのはどうせキースイッチばらばらに解体して組み直すんだったら、ルブも買って潤滑油つけたらいいんじゃないかとも思えてきたが、実際のところgateronクリア軸に潤滑油つけてどのぐらい変わるんだろうか……。なんか、それなりに変わるらしいが、バネの重さを変えるというのは話がわかりやすいが、潤滑油を塗るというのはどこがどう変わるのか、一度はbefore / afterを体験してみてからやってみたい……。
#2019年10月29日追記 チャタリング疑惑
ちょっとチャタリングを起こしている?かどうか判断が微妙なぐらいの挙動が少しある。ここはやっぱり、潤滑油塗るといいのだろうか………?