ゲーム以外の雑記(井上明人)

最近は、ほとんどキーボードの話をしています。

セルフ配列更新。ver0.92

 セルフ配列を約一年ぶりに更新した。
 更新した理由としては、やはり、飛鳥配列ベースだと、レイさんの言う通り高速化については、結構な制限のかかっている配列だなと感じはじめたからである。レイさんが昔、「飛鳥配列は高速打鍵のためのものではない」とお怒りになっていたことがあったと思うが、確かに飛鳥配列は高速化のための配列ではなく、日々の打鍵の負荷軽減をメインに考えられている。
 もう少し具体的に言うと、飛鳥配列は機能キーへの評価が高く、そのぶん単打で打てる言葉の流れに制約がある。例えば、EやUのようなキーが機能キーになっており、使いこなせれば、これは便利な設計思想なのは確かだろう。しかし、機能キーをどのようにして使うかというのは個人差があるのだろうが、個人的にはあまりうまく使えなかった。一方で、新下駄配列などでは、単打のキーに対して順当に高頻度の文字があてられており、順当に高速化を考えるなら、こちらの発想の方が馴染みやすいという人は少なくないと思う。
 ということで、

  • 1.上段の「QETYUP」および「H」「>」の位置の単打キーについて、高頻度の文字を割り当てるという変更をして、ホームポジション系の同時押しという特殊な操作をしていた部分についてはなるべく単打で打てるように切り替えた。単打のWEUIOあたりのキーの重要性は、右シフト、左シフトのホームポジション以上だというように思える
  • 2.また、「。」については、音の切れ目だということがあるので、単打にしていたが、左シフトで打てるように戻した。これはもともとの飛鳥配列を改めて評価しなおした形になる。読点は単打である必要はない。
  • 3.カギカッコについては、飛鳥配列では単打になっていたのだが、これはQWの同時打ちと、OPの同時打ちに振り直した。カギカッコは、なだらかに打つというよりは、打鍵のリズムを考えると音の切れ目を作っていることのほうが多く、単打にまでする必要はないのではないか、と思ったからである。同様の理由で、基本的に約物類はアルペジオを気にするほど、言葉のなかにスムーズに入ってくることはないので、やや特殊なと同時打鍵などで巻き取っても構わないのではないかという気はしている。


 習得にはまた若干かかるとは思うが、8個ぐらいのキーの変更だけなら、正直すこしだけ練習すれば、業務に支障にの出るレベルで大変にはならなさそうではある。(もちろん速度は一時的には落ちる)

 

最新のやまぶきの定義ファイルなどは、githubに置いてみることにした(githubの使い方が今ひとつよくわかっていないが……)

github.com

 

※灰色の部分は、両サイドの文字と同時押し。

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