ゲーム以外の雑記(井上明人)

最近は、ほとんどキーボードの話をしています。

こちらのブログはサブアカウントです。こちらは研究およびゲームに関係のない記事を載せています。

「理系の人ですから」

 

 近年、「井上先生は、理系ですよね」「井上先生は…理系……ですか?」とか言われることがたまに発生している。学生に間違われるのは、いろいろ諦めてるからいいんだけど、そこそこ付き合いのあった某省庁の人から、「井上先生は理系の人ですから」と言われたときには、ちょっとたじろいだ。
 あまりに予想しない場面でこれを言われると、どう対応したものか難しい。
 「いや、文系です」と返して、相手に謝ってもらったりするような案件でもないが、アイデンティティとしては私はまあ、人文ベースの学際系の人である。つまり、まあ、ふつうに言えば文系だ。「人文学の雑誌などで原稿を書いている人」なので、哲学あたりの人とかと思われていることがそもそもは多かった……はずなのだ。学歴や、業績からは、どう見ても文系だろうと思うのだが。
 しかし、最近キーボードとか統計の話をしているせいなのか、理系だと思われる率が増えているのだろう…。まあ、キーボードと、統計とゲームの話をしている人とかが、理系っぽく見えるのはわからないではない。

 統計の話をした場合には「これだから、文系は……」系の不毛なディスを受けることは無いのだが、統計の話をすると「理系の人だな」と思われるのも、(文系の研究者も、統計を使う人はたくさんいるので)それはそれでどうなんだろう……みたいな高尚な話もあるけれど、単純に、こまったなということもある。
 まあ、情報工学あたりの専攻だと、素で間違われているのかもしれないなと思ったりするのだが……。

セルフ配列更新。ver0.92

 セルフ配列を約一年ぶりに更新した。
 更新した理由としては、やはり、飛鳥配列ベースだと、レイさんの言う通り高速化については、結構な制限のかかっている配列だなと感じはじめたからである。レイさんが昔、「飛鳥配列は高速打鍵のためのものではない」とお怒りになっていたことがあったと思うが、確かに飛鳥配列は高速化のための配列ではなく、日々の打鍵の負荷軽減をメインに考えられている。
 もう少し具体的に言うと、飛鳥配列は機能キーへの評価が高く、そのぶん単打で打てる言葉の流れに制約がある。例えば、EやUのようなキーが機能キーになっており、使いこなせれば、これは便利な設計思想なのは確かだろう。しかし、機能キーをどのようにして使うかというのは個人差があるのだろうが、個人的にはあまりうまく使えなかった。一方で、新下駄配列などでは、単打のキーに対して順当に高頻度の文字があてられており、順当に高速化を考えるなら、こちらの発想の方が馴染みやすいという人は少なくないと思う。
 ということで、

  • 1.上段の「QETYUP」および「H」「>」の位置の単打キーについて、高頻度の文字を割り当てるという変更をして、ホームポジション系の同時押しという特殊な操作をしていた部分についてはなるべく単打で打てるように切り替えた。単打のWEUIOあたりのキーの重要性は、右シフト、左シフトのホームポジション以上だというように思える
  • 2.また、「。」については、音の切れ目だということがあるので、単打にしていたが、左シフトで打てるように戻した。これはもともとの飛鳥配列を改めて評価しなおした形になる。読点は単打である必要はない。
  • 3.カギカッコについては、飛鳥配列では単打になっていたのだが、これはQWの同時打ちと、OPの同時打ちに振り直した。カギカッコは、なだらかに打つというよりは、打鍵のリズムを考えると音の切れ目を作っていることのほうが多く、単打にまでする必要はないのではないか、と思ったからである。同様の理由で、基本的に約物類はアルペジオを気にするほど、言葉のなかにスムーズに入ってくることはないので、やや特殊なと同時打鍵などで巻き取っても構わないのではないかという気はしている。


 習得にはまた若干かかるとは思うが、8個ぐらいのキーの変更だけなら、正直すこしだけ練習すれば、業務に支障にの出るレベルで大変にはならなさそうではある。(もちろん速度は一時的には落ちる)

 

最新のやまぶきの定義ファイルなどは、githubに置いてみることにした(githubの使い方が今ひとつよくわかっていないが……)

github.com

 

※灰色の部分は、両サイドの文字と同時押し。

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大学生の奨学金受給率

大学生の奨学金受給率が現在47.5%まで上昇しているというデータを知ったので少し調べてみた。

下記のこちらのサイトで、奨学金受給率が見られる。

www.sas.jasso.go.jp

 

2016年のデータについては、下記でまとめられている。

tanuki-no-suji.at.webry.info

関関同立で3割~4程度。京大でも2割弱。

GMARCHは、2割~2.5割。東大一橋東工大は、1.3割~1.5割程度。

学費の高い大学の奨学金受給率が高くなるのは当然だろうが、関東と関西を比べると、関西のほうが明らかに奨学金受給率が高い。また、地方都市の大学であればあるほど、苦しい状況が見て取れる。旧帝大であっても、たとえば、東北大学で3割強、九州大学は4割強。

また、慶應義塾大学の受給率が11%とやたら低いのは、通信制の過程を含むからだろう。

そして、私立大学でも国立大学でも、偏差値の高い大学のほうが、受給率が低いという傾向が見られるが、これはおそらく親が教育投資をできるだけの収入のある家庭の子供が高偏差値校に進学しやすいという事情を反映していると見ればいいのだろうか。

 

ここらへんの感想は、参照元のページの方もほとんど同じことを書いている。

単純な重回帰式で表すなら、おそらく、

 

奨学金貸与率 = b1*学費 + b2*偏差値 + b3* 所在地の平均世帯収入 + b4* 保護者の平均世帯収入 + b5* 通信制の学生の比率

 

みたいなモデルで、それなりに説明がつきそうな印象はあるが、年々奨学金貸与率の全体が上昇しているということは、大学進学率の増加と日本全体のジニ係数の増加とかで説明すればいいのかな?

 

なお、授業料の国際比較は下記に掲載されている。アメリカの私立大学のようなアホみたいな金額を例外とすれば、日本の大学の学費はOECD諸国でも高い方に属している。

news.yahoo.co.jp

論文もいくつか見つかる。

 

大内裕和. (2015). 日本の奨学金問題. 教育社会学研究, 96, 69-86.

 

小林雅之. (2012). 家計負担と奨学金・授業料. 高等教育研究, 15, 115-134.

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jaher/15/0/15_115/_pdf

 

 小林さんの本は、手にとっていないが、ネット上で読める論文だけみても、きちんと国際比較までなされており、興味深い議論になっている。

そもそも、奨学金受給率の上昇は単に国内状況というよりは、国際的な状況となっており、この状況に対しては、国内問題として捉えるよりは、国際的な制度論として検討していく必要があるタイプの話のようだ。

TTC静音赤軸:静かだけれども、重い

TTC静音赤軸に、25gのバネを入れて使っていたのが、どうも重く感じてきてgateron静音赤軸に20gのバネを入れて使うことにした。

・静かさで言うと、TTC静音赤軸のほうが上という感じがある。TTC静音赤軸は、静かさだけならば、いままで触ったメカニカル系のキースイッチの中では一番静かなんじゃないかという気がする。

・一方で、同じ反発力のバネを入れても、TTC静音赤軸のほうが、gateron静音赤軸よりも明らかに重たく感じる。感覚的に言うと、押上圧が強い印象を抱くのだけれども、バネ自体は同じものなので、ステムや、ハウジングのなかのゴムの摩擦力の抵抗とかが「重たい」感じをつくっているのだろうという気がする。

 

薬指と中指の負担。

  • どうも、SAのキーキャップは指への負担が多い気がしたのでSAにしていたキーキャップの形状を、cherryの背が低いやつに切り替えた。
  • 見た目には、どうしても今ひとつな感じになってしまうが、打ち心地自体は、悪くない感じはある。

 

1.ホームポジション改善案

  • ホームポジションのうち、中指と薬指の位置は一段上のほうが、本当のいちなのではないかという気がする。(いろは坂配列の発想に近い)
  • 結局、指の中でも、中指と薬指だけが、いつも曲がっている時間が多くなっていて、全体的に負担が大きいという印象がある。中指と、薬指を曲げずない位置がいいのではないか。
  • 具体的に言うと、左手はASDFではなく、AWEF。右手は、HJKLでなく、HUILの位置がいいような気がする。そうでなければ、WEと、UIの位置を使う頻度をもっと上昇させたほうがよい。

 

2.キーキャップ改善案(ステップスカルプチャ強化)#2020年11月17日追記

  • また、一方で、久しぶりに、少し、Realforceをつかってみたら、思っていたよりも、中指と薬指への負担がこっちの方がすくない。あらためて、よく見てみるよ、Realforceのほうが、キーボードとして奥にいくにあたっての傾斜が、はっきりとついており、一方で、Zincにはそれが弱い。
  • 奥への傾斜をはっきりとつけられるように、Zincをより傾けて使うなどの方法によっても解決できるのかもしれない。

 

※2020/11/17追記

 

どうも、Realforce30gをひさびさに使ってみたところ、Realforceの30gでも重く感じる。

そして、中指と薬指のホームポジションを一段上に置こうという作戦は、一般的なキーボードだと、おそらく無理で、キーの位置がASDFにあるほうが、キーに押す力がすくない。一つ上の段に中指と薬指をおいてしまうと、指がキーに対して平になりすぎる。上から、叩くというよりも、少し触るという感じの押し方でいける15gとか20gの押下圧のキースイッチであれば問題ないのだが、45gや、55gだと押したときにかかる力が弱すぎて、うまく押そうと思うと、かえって指の付け根のあたりに力がかかる。

そういうわけで、15gや20gのキーボードにおいては、ホームポジションを変えることはかなり合理的だが、55gのキーボードだと、ホームポジションの変更はおそらく合理的なことではない。

傾斜の調整などによって対応するのがよさそうだ。