金を気にしない結論を言えば、B下割れのノートPCということになると富士通専門店「アクセス」。そこまでしたくなければ、LIFEBOOKなどの富士通製ノートPCだと思います。N下割れでもいいということになると、いろいろと選択肢が広がるかと思います。
現実的には、もうノートPCは諦めて、タブレットと携帯用の軽量キーボード(HHKB Proなど)で対応すべきとの声もありますが、B下割れ問題さえなんとかなれば、そこまで致命的でないものは多いと思います。
論点と、良い機種を整理してWiki的に随時更新していきます。
確認をすべき点
キーのレイアウトについて
(orz系なら大丈夫)スペースキーと、変換キーと分割位置:
B下割れはほぼ無いが、N下割れならそれなりにある。富士通製品はこの点をほぼクリアしている。M下割れだと、orz配列等でなければ難しいだろう。
いうまでもなく日本語キーボードではなく英語キーボードだとさすがに厳しいことが多い。
良好な位置 なんとか使える そのままだと無理
変換キーの大きさ
小さいと右シフトがうちにくい。慣れていればなんとかならなくはない。
使いやすい大きな幅の変換キー やや使いにくい幅の変換キー
★致命的★:右2キー(@などのキー)が通常サイズかどうか
右2キーはあまり使われないため小さくなっているものが多い。orz配列など、N下割れ対応で、手を右にずらしている場合は致命的。
一般的なモデル 右端キーの横幅が狭い例
★致命的★キーボードが下に大きく沈んでいるかどうか:
Let'snoteなど、いくつかのキーボードは、スペースキーとその手前で段差があり、かなりキーボードが深く沈み込んでおり、親指をかなり置きにくい。insiron m500もかなりきつかった。
↑ X このタイプだと親指を置くのが厳しくなる。
↑ O これならOK
キーの柔らかさ:
だいたいのノートPCはふつうパンタグラフだが、まれにキータッチが硬いものがある。think padはやや硬いものが多いという印象。
サンプル
<非常に良い?>
富士通純正B下割れノートPC
参考:富士通専門店「アクセス」
ASUS Zenbook 3
参考:ASUS ZenBook 3 は「B割れ配列」親指シフトにぴったりなスペースキーが短いJISキーボードを搭載したPC - ものくろぼっくす
dynabook(ものによる)
完全にものによるが、Toshiba DynabookはちょいちょいBとNの間で割れているものをリリースしていることがある。ただ、Dynabookは、変換キーや、一番右のキーの幅を狭くしていることがあるので、都度ごとに要確認。2019年9月現在の現行機種はおすすめしない。数世代前のもので、よいものがいくつかある。
<良い>
FujitsuノートPC全般(日本語キーボード):
富士通はほとんどのノートPCがN下割れで、変換キーの位置が大きい。さすがは、富士通というべきか。現状、私が使っているのは、LIFEBOOK UH WU2/B3。大半の親指シフトユーザーは富士通がなくなると厳しい……。まあ、富士通製品を買うのが安牌。
上の画像は私の使っているlifebook。右のホームポジションを2つズらして使っているので、右手の指先が迷わないように、突起の代わりにシールを貼り付けて使っている。2つズらして使っていると、富士通系でなくともだいたいどうにかなる。
<まあなんとか(orz系の配列対応が必須)>
N下、M下向けにカスタムして使えば、慣れればいける。致命的ということはないが、orz系を使っていない人は移行期間が必要なタイプ。右手をずらすのに慣れれば問題なく利用は可能と思われる。
Mac Book 日本語配列
Windows Surface純正キーボード 日本語配列
apple smart keyboard folio日本語配列
<かなり厳しい>
英語キーボードのノートPC
だいたいのLet's Noteシリーズ
キーが沈み込んでいるものはかなりつらいと思ったほうがよい。下記はLet's Noteの例。Let's Note自体は悪いものではないと思うが親指シフトユーザーに対する配慮はほぼゼロに近い。(相対的にややマシな機種もあるにはある)
<無理>
致命的に相性が悪いため、おすすめしない。
下記 DELL inspiron 700mの場合は 1:キーが沈み込んでいる 2:右のキーが小さい 3:キーが硬い と三拍子そろっている。