ゲーム以外の雑記(井上明人)

最近は、ほとんどキーボードの話をしています。

配列習得速度(+各ソフトのメモ)

 

速度変化

 5月の連休から飛鳥配列練習をはじめて、6月~7月にかけて独自配列に改造していたので、そんなに伸びは速くないが、半年弱でe-typing A+まで来た。

 だいたい一ヶ月たった6月時点で、すでに実用レベルのBには来ていて、7月には集中すればA-ぐらいまでとれていたので、まあQWERTYの習得速度とかと比べても著しく遅いということは無いんではなかろうか?似たようなもん?

 ここのところ(自分としては)打鍵量がそんなに多くなかったので、もっとガチトレーニングしていたら、もっと伸びただろうがとりあえず、このぐらいのペース。一日一万字書く日とかは、ほとんどなくて、だいたい毎日数千字ぐらいだと思う。

 

  • 一ヶ月めまで:全部独自配列にすると仕事にかなり支障が出てつらい。(C+)
  • 二ヶ月めまで:著しく不便ではないが、明らかに遅い。ちょっと不便だが、実用に足る。(B-~B)
  • 三ヶ月めまで:ちょっと遅いがまあ人並みという感じ。問題はない。(B~B+)
  • 四ヶ月~五ヶ月:前よりは遅いが、この成長速度ならまあいいかなという感じ(B+~A-)

 

ぐらいの感じです。

 

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あと、Typewell FTだと、このぐらい。

 

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全文ひらがなの文章でようやくBになる程度。

 

寿司打

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各ソフトについてのメモ

正確性のトレーニングになるもの:e-typing

  • 濁音や、半濁音、拗音などが頻出する
  • 間違えたときのペナルティが高め
  • 集中して打つかどうかで、成績が大きく変わりがち。どの程度自分が成長したのかを見るにはやや偏りがある内容。

実際の速度に近いもの:typewell

  • 変換を含めて打たせるので、実際の打鍵時の速度に近い。
  • e-typingであまり成績が伸びていなくても、typewellだと成績が伸びていることが多い。

速度と正確性半々:寿司打

 

余談:

もともとQWERTYe-typingで300強(fast)ぐらいだったが、QWERTYの速度が落ちた結果、QWERTYで打っても、独自配列で打ってもほぼ同程度の速さになった。これをもって「QWERTYのときの速さを超えた」と、言えなくもないのだけれどもQWERTYではやかった時の速度を超えたい……。

 

親指で4キー打つための物理キー配置(RSキーボード前提)

物理配列のメモ。(基本的にrow staggerdのものを考えている)

親指で4つのキーを打ちやすい位置を考えたい。まあ、日本語キーボードなら、それなりにいろいろなキーボードで打ててしまえるが、とはいえ、半角全角キーと、BackSpaceキーを押す際にはそれなりに親指を曲げる必要もあるので、そこのところの対応を考えたい。

 

 

 

理屈 

親指シフト(スペースキー):

1.5uぐらいでGの直下が良い。まあ、スペースキーの右側は一般的なセオリー通りでB下割れからN右下割れぱらい半角/全角変換も考えると、Vの下で半々で割れているのが理想。

つまり、スペースキーの左側がV割れであることが重要。これは、多くの親指シフト向けキーボードとは相性がよくない。ほとんどの親指シフト系キーボードはスペースキーの左側はC下割れ(せいぜいV右割れ)となっており、無変換キーまでの位置が遠い。この条件は、なんだったら親指シフト系でないキーボードのほうが満たしていることがある。

親指シフト(Enterキー):

1.5uぐらいの横幅でHの直下から、Nの下の位置がよい。BSの位置も考えると、MとNの間で割れているのが理想。分割キーボードならNM割れ

一般的なキーボードの場合、2uほどズラシて使うので、「<」「>」の間あたりで分割されているのがよい。なんと発音すればいいかわからないが、<>割れである。<>割れがっ0.25u程度左によっていても問題はない。この条件を満たすキーボードは多い。

 

つまり、物理キーボードの位置としては、下の図のような状態がよい。

(SPと、Enterの位置が右シフト、左シフト)

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これはスペースキーの位置が小さすぎるので一般的には不評だろう。

分割ではない一般的キーボードであれば、2uズラして使うので次のような状態であればよい。

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近い物理配列 

S Nin 76

ほぼ完璧。

https://booth.pm/ja/items/1370844

これで40%キーボードも作って欲しい。

 

S- split SX60,Quefrency

求めているものはほぼコレで実現可能かと思われる。これで、60%キーボードじゃなくて、40%キーボードだったら携帯もできて完璧なんだけどなあ……。

https://www.reddit.com/r/MechanicalKeyboards/comments/8md2me/photos_split_sx60_by_quantastrophus/

Quefrency - 60%/65% Split Staggered Keyboardkeeb.io

 

A+  minila layout (純正品ではなく、GH60による自作前提)

minila layoutは比較的近い。

ただfilcoのminila airを購入しても無変換キーがあってほしい場所にFNキーかスペースキーしかおけないのた、gh60のPCBをベースに自分でつくってQMKで設定変更するのがよいだろうと思っている。

V中割れは完璧。<>割れは理想とは少しだけ違うが実用上は問題ない範囲。

 

aliexpressで、PCB、プレート合わせても40$程度で買える。自作キーボードとしては難易度は低めだし、これはアリなのでは。。

ja.aliexpress.com

 

※参考:下記はFILCOによる純正品

 

A+ Filco FKB89J(生産終了品)

https://www.amazon.co.jp/dp/B000A2M902

これは、自作しなくてもよいもののなかではかなり要求を満たしている。古いキーボードなのでPS2接続だが、メルカリやヤフオクなどでたまに売られているのを見かける。

 

A 富士通ノートPC

かなり良いがVの下が左寄りなのが惜しい。もう0.25uほど無変換キーを右に寄せられれば、最高。

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A Zinc,Zlant,Otaku Split rev1

 V割れがちょっと左よりなのが惜しい。

見栄えの悪さを考えなければ、V下とX下のキーとを取ってしまって、C下のキーと、B下のキーをそれぞれ、1.25uと1.5uぐらいのキーキャップに変えれば、実用上の目的にはかなった状態にはなるかもしれない。(all 1uのzincの良さが失われてしまうが……)

下記は、Zinc.

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ZlantはZincとほぼ同じ形状の一体型40%キーボード。

https://www.1upkeyboards.com/shop/keyboard-kits/diy-40-kits/zlant-40-keyboard-kit/

 

また、天高工房の日本語分割キーボードOTK Splitも、左よりのV下割れの仕様

https://booth.pm/ja/items/1503778

 

Satsuma JP SMD これもV下だが左より。

http://y-sni.hatenablog.com/entry/2019/07/02/113436

 

B+  HHKB Pro:

<>は問題ないが、 Vが左割れで、少しキーの位置が遠い感じになる。

 

B+ mint60

基本的なレイアウトを守るとするとC下割れになってしまうので、強引にスペースキーを1uのものを割り当てて、スタビライザーは取って、無変換キーのところに2.25uぐらいのキーキャップをはめればなんとかなるかも?

(とりあえず、スタビライザーをつけたままだと、1.75uのものが限界で、CVの間で割れる感じになった。)

 

B+ 旧realfoce、リベルタッチ

HHKBと同じく、Vが右下割れ。<>の下はあまりよくないので、2uずらして使うのではなく、orz配列的に、1キーだけずらして使うと、かなりちょうどよい位置になるのではないだろうか。

 

B k400

CV割れ。もう一息。

Logicool ロジクール ワイヤレス タッチキーボード K400r ブラック

Logicool ロジクール ワイヤレス タッチキーボード K400r ブラック

 

 

B- k380, Realfoce R2

ここらへんは、 <>はよいが、V下割れではなくC下割れ。

 

番外1:OASYS親指シフト

そもそも、OASYS系の親指シフトキーボードというのが、親指で4つのキーを押せるようになっていたわけで、そういうものを導入すればよいのではなかろうかという考えかたもある……。

ちょっとキーボードまわりの環境がごつくなり、携帯性は下がるが、まあそれも一案。

 

番外2:ut47.2

これはV下割れしているが、右のキーが問題。右のキーをすべてずらして使用して、右Enterや、シフト、BackSpaceなどをつかわないで、文字キーに割り当てるという荒業を使えば、ある意味では非常によい。

飛鳥配列123 自分用カスタム版(ver 0.9)

現状の配列です。

上段が、ローマ字入力の親指配列時。

下段が、アルファベット入力時のものになります。

 

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あと、

変換キー → Enter

無変換 → 半角/全角

アプリケーションキー → BackSpaceキー

CapsLock キー →  左Ctrlキー

左Ctrlキー → 無変換キー

 

mint60の完成。zincとの比較

mint60完成しました。

スイッチはgateronの35gで作りました。キーキャップはbanggoodで買った2000円ぐらいのPBTのものです。

 

上がmint60,下がzinc。zincのキーキャップはMDA big bang.

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重量は479g(LED未実装)    zincは400g.

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mint60は、60%キーボードとしてはかなり軽い部類ですね。

 



QWERTY拡張その2メモ

 

 

  • けいならべなど主だった行段系の配列では、「っ」「ん」「ー」「や」「ゆ」「よ」を単打に割り振っているが、「QWERTYからなにも引かない」という方向性で考えると、センターシフトか何かで、「っ」「ん」「ー」「や」「ゆ」「よ」を実装してしまえばよいのではなかろうか。
  • 悪運指(DE、KI、JU)などもセンターシフトで実装する?

 

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親指シフトに適したノートPCキーボード


 金を気にしない結論を言えば、B下割れのノートPCということになると富士通専門店「アクセス」。そこまでしたくなければ、LIFEBOOKなどの富士通製ノートPCだと思います。N下割れでもいいということになると、いろいろと選択肢が広がるかと思います。

  現実的には、もうノートPCは諦めて、タブレットと携帯用の軽量キーボード(HHKB Proなど)で対応すべきとの声もありますが、B下割れ問題さえなんとかなれば、そこまで致命的でないものは多いと思います。

 論点と、良い機種を整理してWiki的に随時更新していきます。

 

 

確認をすべき点

キーのレイアウトについて

(orz系なら大丈夫)スペースキーと、変換キーと分割位置:

B下割れはほぼ無いが、N下割れならそれなりにある。富士通製品はこの点をほぼクリアしている。M下割れだと、orz配列等でなければ難しいだろう。

いうまでもなく日本語キーボードではなく英語キーボードだとさすがに厳しいことが多い。

 

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  良好な位置   なんとか使える  そのままだと無理

変換キーの大きさ

小さいと右シフトがうちにくい。慣れていればなんとかならなくはない。

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 使いやすい大きな幅の変換キー    やや使いにくい幅の変換キー 

★致命的★:右2キー(@などのキー)が通常サイズかどうか

右2キーはあまり使われないため小さくなっているものが多い。orz配列など、N下割れ対応で、手を右にずらしている場合は致命的。

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 一般的なモデル     右端キーの横幅が狭い例

 

★致命的★キーボードが下に大きく沈んでいるかどうか:

Let'snoteなど、いくつかのキーボードは、スペースキーとその手前で段差があり、かなりキーボードが深く沈み込んでおり、親指をかなり置きにくい。insiron m500もかなりきつかった。

 

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↑ X このタイプだと親指を置くのが厳しくなる。

 

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↑ O これならOK

 

 

キーの柔らかさ:

だいたいのノートPCはふつうパンタグラフだが、まれにキータッチが硬いものがある。think padはやや硬いものが多いという印象。

 

 

サンプル

<非常に良い?>

富士通純正B下割れノートPC

参考:富士通専門店「アクセス」

ASUS Zenbook 3

参考:ASUS ZenBook 3 は「B割れ配列」親指シフトにぴったりなスペースキーが短いJISキーボードを搭載したPC - ものくろぼっくす

dynabook(ものによる)

完全にものによるが、Toshiba DynabookはちょいちょいBとNの間で割れているものをリリースしていることがある。ただ、Dynabookは、変換キーや、一番右のキーの幅を狭くしていることがあるので、都度ごとに要確認。2019年9月現在の現行機種はおすすめしない。数世代前のもので、よいものがいくつかある。

 

<良い>

FujitsuノートPC全般(日本語キーボード):

富士通はほとんどのノートPCがN下割れで、変換キーの位置が大きい。さすがは、富士通というべきか。現状、私が使っているのは、LIFEBOOK  UH WU2/B3。大半の親指シフトユーザーは富士通がなくなると厳しい……。まあ、富士通製品を買うのが安牌。

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上の画像は私の使っているlifebook。右のホームポジションを2つズらして使っているので、右手の指先が迷わないように、突起の代わりにシールを貼り付けて使っている。2つズらして使っていると、富士通系でなくともだいたいどうにかなる。

 

<まあなんとか(orz系の配列対応が必須)>

N下、M下向けにカスタムして使えば、慣れればいける。致命的ということはないが、orz系を使っていない人は移行期間が必要なタイプ。右手をずらすのに慣れれば問題なく利用は可能と思われる。

 

Mac Book 日本語配列
Windows Surface純正キーボード 日本語配列
apple smart keyboard folio日本語配列

 

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ASUS X202E のキーボード

 

 

 

<かなり厳しい>

英語キーボードのノートPC
だいたいのLet's Noteシリーズ

キーが沈み込んでいるものはかなりつらいと思ったほうがよい。下記はLet's Noteの例。Let's Note自体は悪いものではないと思うが親指シフトユーザーに対する配慮はほぼゼロに近い。(相対的にややマシな機種もあるにはある)

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let's noteもキーの沈み方が親指シフトにはかなり厳しい。

<無理>

致命的に相性が悪いため、おすすめしない。

下記 DELL inspiron 700mの場合は 1:キーが沈み込んでいる 2:右のキーが小さい 3:キーが硬い と三拍子そろっている。

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暫定的結論

  1. まず富士通製のノートPCを検討
  2. それがだめなら、タブレットに外付けキーボード(HHKB proなど)を検討。
  3. orz系の配列を試せるのであれば、さまざまなノートPCを店頭で触れて確認