(キーボード初心者向け記事)
「おすすめ キーボード」みたいな検索ワードで検索すると、「HHKB最高!」「Realfoce最高!」という記事が沢山でてくる。
たしかに、Realforceや、HHKBはとても良いキーボードだが、それが至高というわけでは必ずしもない。
実際には、もう少し迷う幅がある。
この記事の目的は、HHKBやRealfoce以外で、それに近い代替的な選択肢を検討したい人向けの情報をまとめようというものである。
なるべく情報量が多くなりすぎない程度に、ざっくりと代替となりうる選択肢を挙げておく。カスタマイズ製の高い自作キーボードなどまで挙げると情報量が多すぎるので、比較的扱いやすいであろう既製品に限定する。
- 富士通、新リベルタッチ:吸い込まれる独自のキータッチ
- Niz keyboard:キータッチも本体重量もどちらも軽いキーボード
- 高級な薄型キーボード:ロジクール KX800, KX1000
- ゲーマー向けの高速反応キーボード:Apex Proなど
- メカニカルキーボードの選択肢
- メカニカルキーボード(1)キータッチの感触をよくするだけでよいなら、中華製格安メカニカルキーボード
- メカニカルキーボード(2)HHKB代替プラン "minilla"
- メカニカルキーボード(3)国内製でなるべく安く:オウルテックのメカニカルキーボード
- メカニカルキーボード:その他のやや攻めた選択肢
- まとめ
富士通、新リベルタッチ:吸い込まれる独自のキータッチ
一般的にはかなりマイナーだと思うし、ヨドバシの店頭などでもなかなかお目にかからないが、高級メンブレン。だいたい2万円~3万円ほどで売られている。
特筆すべきポイントは、吸い込まれるようなキータッチだろう。
なぜ、吸いこまれるようなキータッチが実現できているかというと、私の理解している範囲では重要なポイントは2つある。
第一に、わかりやすいポイントから言えば、キーを押したときに有効になる重さが35gと軽い。一般的なキーボードはだいたい55gで、一般的なキーボードと比べると20g近く軽い。店頭ですぐに買えるキーボードの場合は、HHKBが45gで、Real Forceが45gあたりが多く、メカニカルキーボードも45g赤軸あたりまでが手に入れやすい。
ただし、単にキータッチの軽さ勝負だけを考えるのであれば、35gより下のキーボードは他にもある。Real Force30gや、Nizの35g、gateronクリア軸の35gなどだ。新リベルタッチの特徴は、軽さだけにあるのではない。
ではどこが本当に独自なのかというと、それが第二のポイントになる。
そのポイントは、荷重特性と呼ばれる部分にある。これは、ちょっと込み入った説明になるのだが、キーの押したときの反応に何種類かあるが、「リニア」と呼ばれるタイプのキーを押し込むにつれてどんどん重くなるタイプと、「タクタイル」と呼ばれるキー打鍵が有効になるまでは重くなっていくが、有効になったあとはキーを押せばおすほど軽くなるタイプの二種類が特に人気がある*1。で、この打鍵が有効になったあとに「押せば押すほど軽くなる」ときの軽くなっていく度合いがかなりなめらかでありながら、急激に軽くなる。それがリベルタッチのキー荷重特性になっている。ちなみに、Realforceや、HHKBも新リベルタッチと同様のタクタイルタイプの荷重特性だが、新リベルタッチほどには急激に軽くはならない。「押せば押すほど軽くなる」という点において、新リベルタッチを超えるキーボードはまだ触ったことがない。
ゲーマー向けというよりは、ビジネスや、文筆向けのキーボードだと思うが、キーの押し心地という点にこだわる人は選ぶ価値のある選択肢の一つだと思う。
富士通コンポーネント 新リベルタッチ 日本語108キー かな印字ナシ ALL35g USBキーボード グレー FKB8450-552G
- 発売日: 2018/08/09
- メディア: Personal Computers
価格の高さ以外で、惜しい点を一つだけ挙げれば、いまのところ、新リベルタッチのキースイッチは、テンキーまでついた、いわゆるフルキーボードの形式しかリリースされていないことだろうか。
テンキーや、カーソルキー部分などを圧縮した、コンパクトキーボード版や、分割キーボード版があればほしいと言うひとは多いだろうと思う。
「究極のキータッチ」を求める人にはベタにおすすめしやすい。
Niz keyboard:キータッチも本体重量もどちらも軽いキーボード
Realforceや、HHKBで悩んでいる人は、静電容量無接点方式ということにこだわっている人が多いと思う。
「キータッチの軽さ」ということで言えば、Realforce30gが一番軽いが、しかしこれは持ち運びはかなり難しいし、机の上の幅をとる。「キータッチは軽いが、本体の重量が重い」のが、Realforceである。
他方で、HHKBはコンパクトキーボードであり、持ち運びも可能である。キータッチは、45gとなっているため、そこまで軽いキータッチではない(普通の55gのキーボードと比べれば軽いが)。つまり、「本体重量は軽いが、キータッチはそこまで軽くない」のがHHKBである。
では、静電容量無接点方式で「本体重量も、キータッチも軽い」ものがほしい時はどうすればいいのか?
国内製品だと、その両方を叶えるものは今の所ない。
それを叶えるキーボードが中国製のNizキーボードである。
「キータッチがより軽いHHKBライクなキーボード」と呼んでもいいし、
「Real force30gに準ずるレベルのキータッチの軽さなのに、コンパクトで持ち運べるキーボード」と呼んでもいい。
残念ながら実機に触ったことがないので、それ以上のコメントはできないのだが、キーボードコミュニティでも評価は高い。
懸念点もいくつか挙げておこう。
第一に、日本人が使う際の大きな懸念点としては、2020年の現時点では日本語配列(JIS)を選ぶことができず、英配列(ANSI)しか選べないところだろう。これは、人によっては重要な点なので、注意してほしい。
第二に、店頭で見ることがほぼなく、ポチッて届くまで現物の使い心地をチェックすることが難しい。(これは国内でマイナーな高級キーボードは全部そうだけど)
第三に、アピールポイントとも、ダメなポイントとも言えるが、よく言われるのが、キーキャップ部分のつくりが安っぽいという批判がよくある。ただ、このキーボードのもう一つのセールスポイントとしては、キーキャップの規格がメカニカルキーボードのCherryと呼ばれる幅広く使われているものに準拠しているため、cherry規格のANSI配列対応のキーキャップであれば、様々なものから選んで付替えることもできる。
文筆、ビジネス、ゲーミングなど幅広い用途で使えるキーボードだろうと思う。
高級な薄型キーボード:ロジクール KX800, KX1000
Realfoceや、HHKBはたしかによいが、「ノートPCのような、ストロークが浅い、打鍵感のキーボードがほしい」という人が一定数いる。
単に、ストロークが浅く、一般的なノートPCのキータッチに近いものがほしいというだけなら、いわゆる「パンタグラフ」方式のキーボードを買ってもらえばいい(2000円もだせば買える)。
ただ、「浅いストロークで、キータッチも軽いものがいい」という場合はどうすればいいのか。
そういう人におすすめする高級キーボードは、今なら、ロジクールのKXシリーズのキーボードだろうと思う。
具体的には、KX800とか、KX1000あたりだろう。値段も1万円台中盤~2万円ぐらいするので、覚悟のいる値段だが、かなりやわらかいキータッチになっている。
特に、MacBook Proのバタフライキーボードみたいな打ち心地のキーボードが、外付けキーボードでもほしいという人には、おすすめできる。
値段以外の欠点としては、フルキーボードしかいまのところ発売されていないというところだろうか。
ゲーマー向けの高速反応キーボード:Apex Proなど
とにかく高速に反応をしてほしいという人ゲーマー向けのキーボードとしては、少し押し込んだだけで、入力として判定されるキーボードが高く評価されている傾向にある。押し込みが0.4mmで反応してくれるよう設定できるApex Pro(押下圧45cN)や、0.1mmでの設定が可能なWooting Lekker Switch(押下圧60cN)を用いたキーボード(Wooting two HEや、Wooting two lekker edition)などが、評価されている傾向にある。
押し込みの軽さという点でいうと、Realforceの30gや、新リベルタッチの35gと比べるとそこまで「軽い」キーボードではないが押し込みにかかるトータルな力の少なさという点では、発想は近い。
<Apex Pro>
<Wooting two HE>
また、やや安価な(特にゲーマー向け)静電容量無接点キーボード:サンワダイレクト 400-SKB060という商品もある。これは、特徴としては、
(1)浅めの押し込みでキーが反応する。アクチュエーションポイントが1.4mmで反応するように切り替え設定ができるようになっており、Realfoceの1.5mmでの設定よりも、さらに1.4mmほど浅い押し込みで反応する。ゲーマー向けの静電容量無接点方式キーボードとしては、もっとも浅い押し込みで反応するキーボードではないかと思われる。(ただ、単にアクチュエーションポイントだけを追求するなら、前述のApex Proや、Wooting Lekker Switchのほうがより浅くで押せる)
(2)やや安価な価格設定。Realforceの最安値のものがだいたい17,500円ぐらいだったりするので、劇的に安いというわけではないが、Realforceで押し込みの設定を浅く設定できるAPC機能付きのものだと、2万円以上する。なので、「ゲーマー向け静電容量無接点キーボード」という条件なら、検討に値する選択肢だろう。
ネガティブな部分での注意点としては、キーキャップの部分のつくりがやや安いようで、クレームがamazonなどに書き込まれているあたりはやや気になる。
ややマニアックな話をすると、アップされているキーキャップの壊れた写真を見る限り、Cherry MXスイッチ互換の十字の形をしているので、もしかしたら、Cherry MXのキーキャップ互換のように思えるが、公式サイトでは互換性について記述がない。もし、互換なのであればキーキャップの交換は互換キーキャップを購入すれば簡単なような気はする。
メカニカルキーボードの選択肢
そして、RealForceやHHKBを買う人は、だいたい一度は検討したことがあるとは思うが、メカニカルキーボードを買うという選択肢がある。
正直、静電容量無接点方式でなくても、「メカニカルキーボードでも十分に良かった」という人は、かなり多いと思う。私も、静電容量無接点方式と、メカニカルキーボードは両方使ってきたけれど、圧倒的に静電容量無接点方式が優位といえるほどまでの大きな差はないと思う。
ただ、メカニカルキーボードは何をすすめるのか難しい点はいろいろある。
何よりも、選択肢が多い。
Cherry社製のキースイッチだけでも青軸、黒軸、茶軸、赤軸、静音赤軸、銀軸……と選択肢が多いし、製品も多いので、何を選べばいいかわからないという人が多いというあたりの説明のややこしさが難点だろうか。細かく説明しはじめると、いろいろあるのだが、Cherry系のキースイッチについて言えば、下記のような感じか
- 茶軸と赤軸がおすすめしやすい2トップ。茶軸はその特性的に一般的なメンブレンキーボードにも打鍵感が近く、クセが少ないのでだいたいの人におすすめしやすい。軽いキータッチが好きという人は赤軸か。
- 少し高くてもいいなら、オフィス使用を想定したら静音赤軸(Cherryピンク軸)がおすすめ。押し心地もいいし、カチャカチャ音が抑えられているので職場では迷惑をかけにくい。
- 青軸:カチャカチャと音が鳴るのが好きなゲーマー向け。自宅使用向け。一部のゲーマーに人気があるという印象。
- 銀軸はガチでシビアなプレイをしたいゲーマー向け。打鍵が有効になるまでのストロークの判定が一般的なキーボードよりも浅いため少しの押し込みでよい。ゲゲマー向けキーボードは「Nキーロールオーバー」「アンチゴースト」「マクロ機能」あたりを謳っているものが多いが、主にプレイするゲームに合わせてそこもチェックしたほうがよいだろう。
- 黒軸は「しっかりとした押し込みの反発感があるのが好き」という人向け。なでるタイプの打鍵ではなく、上から押し込むタイプの打鍵をする人には黒軸が好評というイメージ。押下圧が60gと重たいので、苦手な人は苦手。
Cherry社製以外の中華系キースイッチだと、Kailh、Gateron、Outemu、Razer、TTCそしてlogicoolの独自メカニカルキースイッチなどがあるがだいたいCherry社の仕様に近づけている。
よく知られたキーボードのブランドとしては、FILCOブランドや、アーキスのキーボードや、ロジクールのメカニカルキーボード系がある。昔から、国内のメカニカルキーボードのブランドとして一番有名というか、王道なのは、FILCOのMajestouchシリーズだろうか。「よくわからないけど、とりあえずメカニカルキーボードのちゃんとしたやつ」ぐらいのざっくりしたオーダーでよければ、無難なのはFILCOのMajestouch茶軸や、ARCHISSのMaestro FL茶軸あたりだろう。
メカニカルキーボード(1)キータッチの感触をよくするだけでよいなら、中華製格安メカニカルキーボード
ちょっと説明がややこしくなって恐縮だが、メカニカルキーボードといえば、だいたいがCherry社製のメカニカルスイッチのものを指していたが、近年はCherry社の特許期間が切れた関係で、中国の企業などがわらわらと安価なキースイッチを製造しはじめた。そういった「中華系」と呼ばれるキースイッチを採用したキーボードは、5000円かそれ未満で購入できるメカニカルキーボードも増え、打ち心地も悪くない。
なので、いきなり最高級品質のキーボードを買う前に、5000円ぐらいでなんとかしたいという人には中華系のメカニカルキーボードは、キータッチだけについて言えば、おすすめである。配列が、標準的なJISキーボードではなかったり、キーキャップが安っぽかったりするが、そこらへんに目をつぶってもよいなら、問題ない。
下記のキーボードは、見たところ、配列も日本語のJISキーボードに比較的準拠(キー配列が少し違うので、要注意)だし、おそらくそんなに悪くはなさそうである。安いメカニカルはOutemu製が多く、下記のキーボードもOutemu製である。
メカニカルキーボード(2)HHKB代替プラン "minilla"
1万円程度出してもいい人は、国内製のキーボードが無難におすすめだと思う。
Filcoや、ARCHISSのキーボードは、大きめのヨドバシやビックカメラなどにいけばだいたい並んでいるので、触ってみるといいだろう。
数あるメカニカルキーボードの中から、何か一つか、無難におすすめということであれば、まず挙がるのは、人気のFilcoのminilaだろう。「HHKBが欲しいんだけど、左下にCtrlキーがないちょっとなー。あと、やっぱ値段が高すぎるよなあ………」という人は結構いると思うが、そういう人にうってつけの一品といっていいだろう。minilaの赤軸/茶軸は日本のコンパクトキーボードでは、HHKB Proの次ぐらいに人気のあるキーボードだと思う。私の周囲にも、minilaを持っている人はけっこう多い。HHKBの代替プランとしてかなり人気のキーボードだと言っていいと思う。
ARCHISS系で、同じようなコンセプトのシリーズだと、ProgresTouch RETRO TINYが同系統のコンセプトのキーボードになる。ゲーマー向けの押し込みが浅いものなら、Ducky One 2 Mini RGB(Speed Silver)、Razer Huntsman Miniといった選択肢がある。
この系統のキーボードは「60%キーボード」と言われるタイプのものになる。コンパクトなキーボードがほしい人でいろいろ探している人は、「60%キーボード」で検索してみると、いろいろ情報が見つかるだろう。
メカニカルキーボード(3)国内製でなるべく安く:オウルテックのメカニカルキーボード
「いいキーボードが安くで欲しい。でも中華系はちょっと心配なので、国内メーカー製でCherryのキースイッチを使ったものがいい……」
という人には、下記のオウルテックのメカニカルキーボードをおすすめする。7000円ぐらいで買えて、安心と信頼のCherry社製キースイッチを採用している。どこらへんでコストダウンをしているのかというと、キーキャップの作りがかなり安っぽい。問題があるとするとそこぐらいだろう。
オウルテック Cherry社製「茶軸」メカニカルキースイッチ採用 USB/PS2両対応 Nキーロールオーバー対応 109フルキー 日本語キーボード ブラック OWL-KB109CBR-BK
- 発売日: 2016/02/04
- メディア: Personal Computers
メカニカルキーボード:その他のやや攻めた選択肢
分割キーボード:mistel
国内の自作キーボード界隈では、キーボードが左右に割れることで、好きな体勢で打鍵ができて、肩こり解消ができるということで「分割キーボード」が大流行だが、既製品で、分割キーボードとして出来のよいものとなると、なかなか選ぶのが難しい。
いまのところ、一番人気は、下記のMistel BAROCCOシリーズだろう。ほかにも、Koolertronや、kinesisなどから分割キーボードはリリースされている。
Mistel BAROCCO MD650L 分離式 メカニカルキーボード 英語配列 Cherry ML Switch ML1A 採用 アイボリー/グレー MD650L-LUSMGAB1
- 発売日: 2018/02/27
- メディア: Personal Computers
注意すべき点は多いのだが、大きな注意点としては下記の2点だろうか。
第一に、数字の「5、6」、「T、Y」、「G、H」、「B、N」をそれぞれふだん、右手でカバーしているか、左手でカバーしているかである。これが、ずれてしまうと、かなり打ちにくいので、自分の打ち方をきちんと把握しておいたほうがよい。
第二に、日本語配列の分割キーボードは、存在はしているが入手がかなり難しくなっている。そのため、基本的に英語配列(ANSI)のキーボードで大丈夫だという人に向けた商品になっている。
分割キーボード自体は、手の位置が普段とズレるため、つかい始めは慣れないと思うが、一週間も使っていれば慣れてくので、「分割」自体であることに対する戸惑いは、正直そこまで心配しなくてもいいだろう。
超コンパクトキーボード:VORTEX core
最後に、非常に特殊なチョイスだが、 「HHKBよりもさらに小さく、本当に持ち運びやすいキーボードがほしい。そのためなら、いろいろとコストを払ってもいい」という人向けの特殊な選択肢である。
このキーボードは、普通のキーボードならついている最上段の数字&記号キーの部分がなくなり、さらに横列のキーの数も2つぐらい少ない。
こうしたキーボードを「40%キーボード」と言うが、当然、普段使っているキーのうちいくつかをキー割当てをしなおして、キーの同時押しなどをすることによって賄っているので、タイピングのトレーニングからやり直す必要がある。
VORTEX CORE メカニカルミニキーボード 英語US配列 47キー Cherry MX 茶軸 VTG47BRNBEG
- 発売日: 2017/09/07
- メディア: Personal Computers
筆者も、40%キーボードを普段から使っているが、慣れれば十分実用的に使えるし、普段のキーボードに戻れなくなるということもない。ただし、慣れるまでに少なくとも、数週間はみたほうがいいだろう。
なお、自作キーボード界隈には、スペースキーなどの位置のキーも剥ぎ取った「30%キーボード」と呼ばれるキーボードもあるが、そこまで来ると、相当に特殊な打ち方を要求されることになる。
まとめ
- 「HHKB、Realforceに勝るとも劣らない」ようなもので、キースイッチの機構自体が、静電容量無接点方式でもないということで言えば、「新リベルタッチ」、「logicool KX1000」あたりは、かなり意欲的な選択肢。
- HHKBと、Realforceの欠点を補っている(が、日本語配列ではない)静電容量無接点方式のキーボードなら、「Niz」
- HHKBに近いが少しだけ違うキーボードを触ってみたいなら「minila」
- FPSなどゲーマーなら、Apex Proや、Wooting Lekker Switch。もしくは、銀軸(Speed Silver)のような浅くで反応するキーボード。nキーロールオーバーのものがよい。
- メカニカルキーボードの王道的な選択肢を試したいなら、FILCOのMajestouch茶軸。
- とにかく安く、高級キーボードの世界の入り口を見てみたいのであれば、中華系のメカニカルキーボードの茶軸か赤軸あたりが無難。(ただ、キー配列に癖あり注意)
- 安くしたいが、パーツの信頼性がほしいと言う人にはオウルテックの茶軸か赤軸。
- 肩こりの解消が第一目的なら、分割キーボード(オフィス使用なら、静音赤軸がよい)
- 超コンパクトなキーボードがほしいなら、Vortex Coreとかだが、かなざ癖があるので注意。
こんな感じだろうか。
*1:もう一つは「クリッキー」と呼ばれる。いわゆるCherry青軸などがこのタイプ。